採用情報 インタビュー

Interview vol.02 最先端の機能材料を開発して、世の中に送り出したい!

先輩たちが語る研究開発の醍醐味

 各種電子機器等の部品に使われる材料を開発している機能材料開発事業部。そこでは毎日のようにトライ&エラーが繰り返されています。学生時代とは一味違う研究にやりがいを感じながら奮闘する先輩を直撃しました。

特殊な変性エポキシ接着剤の配合を発見!
先輩と興奮して大喜びしました(笑)(淺原さん)

 入社以来、携わっているのは電気絶縁材料の変性エポキシ接着剤。具体的には、携帯電話やパソコン、太陽電池、ハイブリッドカー、電気自動車などに幅広く使われている部品の封止材・接着剤の開発です。大学で学んだことを活かしてモノづくりに携わり、それが市場で流通していくことには大きなやりがいを感じます。

 日々、お客様からはさまざまな要求が寄せられます。あるとき、スマートフォンの部品に使う、かなり特殊なエポキシ接着剤の依頼を受けました。ライバル社もその開発に挑戦しているものの、まだ実現出来ていないアイテムであり、私もカタログや文献を調べながら片っ端からトライを開始。これまでとは異なる手法を取り入れ、さまざまな問題にもぶつかりましたが、ついに要求にマッチした素材配合と工程を発見出来たのです。すぐに先輩に報告し、「うわ、これはすごい。やったな!」と先輩と一緒に我を忘れて興奮してしまいました(笑)。オーダーをいただいてから約1年が経過していましたが、先行する競合他社を逆転していち早く開発出来たことで自信も深まりましたし、お客様からも「淺原さんのおかげでいいものができました」と感謝され、苦労が報われた充実感でいっぱいでした。

 1つのことを研究していると視野が偏ってしまいがちですので、物事を違う方向からも見ることが大事ですね。お客様ともっとお話しして、情報収集していかなければと思います。今後やってみたいのは、環境ビジネスに関連する分野。学生時代に燃料電池の材料研究をしていたので興味があります。エポキシ接着剤は、電気自動車や発電用風車などにも応用でき、環境分野でも活躍できる材料なので、いいものをどんどん開発したい。そして「あいつに任せたら大丈夫だ」と頼られる開発者になりたいと思っています。

2年目で海外に出張し、樹脂のプレゼンにドキドキ。
でも、いい刺激になりました(河野さん)

 就職先としては「化学系」ということ以外は特にこだわっていなかったのですが、実験をしながらモノづくりができる仕事、お客様に関わることができる仕事がしたいと思っていました。それで当社を選んだのですが、やはり大学の研究とはわけが違います。学生時代なら怠けても自分に返ってくるだけですが、仕事ではお客様はもちろん同僚も含め、多くの人に迷惑をかけることになります。限られた時間の中で結果を出さなければならない厳しさを実感しました。その半面、自分のアイデアが形になるというワクワク感も大きいんです。

 入社後は半導体封止用樹脂の製品開発の部署に配属されました。基盤とチップの間に入れて半導体やイメージセンサーなどを補強する、アンダーフィルと呼ばれる液状の熱硬化樹脂の開発を担当しています。製品化されれば携帯電話やパソコン、カーナビなど、身の回りの機器に数多く適用されていくアイテムです。
 お客様は海外の方が多く、メールのやりとりの半分は英語。また、2年目にして先輩と一緒に海外出張も経験したんです。韓国のお客様を訪問し、開発の進捗を確認したり、開発中の樹脂に関するプレゼンを行いました。幸い、私は日本語でのプレゼンを韓国語に通訳してもらう形だったので事なきを得ましたが、樹脂の詳細について深く突っ込んで聞かれたときに詰まることもあり、「もっと勉強しなければ」とつくづく実感。英語でのプレゼンができるようになりたいとも思いましたし、多くの刺激を受けることが出来たいい経験になりました。

 開発では難問に直面することも多いですが、いい結果が出たときはすごく嬉しい。自分の開発したものが採用されたら、きっとすごくモチベーションが上がるんでしょうね。メーカーの開発者ならではの醍醐味を夢見ながら、トライアンドエラーを繰り返しているところです。

開発に成功すれば世界初!
有機化合物の高分子コーティング材の開発に挑戦中(藤田さん)

 就職活動で工場見学をさせていただいたとき、恵まれた研究環境にも興味がわきましたし、エレクトロニクスからバイオテクノロジー、医薬品関連まで、多種多様な分野で開発を手掛けているところにも将来性を感じたのが入社の動機です。

 1年目は有機-無機ハイブリッド材料の開発に携わり、2年目以降は導電性高分子コーティング材のデナトロンという素材開発に注力しています。このデナトロンは、タッチパネルなどに使用されるもので、導電性と透明度の高いものを配合技術を駆使して作り出すのが私たちのミッション。既存の製品はインジウムというレアメタルを元につくられていて、高価であり、将来的には枯渇することも想定し、それに代わる素材開発が求められているのです。社会のニーズに応えるものづくりですから、やりがいは大きいですね。

 顧客のニーズを把握したり、市場に出せるレベルのものづくりは大変でもあり、面白くもあります。自然科学が相手なのでスケジュール通りにいきませんが、予定よりも早く進むこともあるんです。以前、お客様が別途サンプル試作をされた際に課題が見つかり、その解決には1カ月ほどかかるだろうと予測されていました。ところが、私があらかじめ用意していた複数の改良サンプルのうちの1つがこの課題解決に役立つことがわかり、1日で解決! 偶然もありますが、このときは非常に嬉しかったです。

 研究ばかりだと世の中が見えなくなってしまうけれど、当社の研究開発課はさまざまな部署との関わりもあり、サンプルをお客様に渡して評価を知ることも出来ます。お客様の声に真摯に耳を傾けながら、世の中にない技術を作り出してみたい。実は、今取り組んでいる前述のデナトロンですが、有機化合物での開発に成功すれば世界初! 是非、私のチームで成し遂げたいですね。

ナガセケムテックスの魅力は?

写真:淺原さん

原料を合成する部署、その原料で新材料を開発する部署など、川上から川下まで一貫して携わっていること。その一端を担い、新製品の開発に関われるのが面白い
(淺原さん)

写真:河野さん

当社の魅力は「人」。行き詰まっていたら、違う部署の人でも「こんなアプローチをしてみたら?」とアドバイスをくれたりと、話しやすい先輩がたくさんいます
(河野さん)

写真:藤田さん

若いうちからテーマを与えられ、責任をもって研究ができるところです。私も1年目から特許を出願したり、学生時代にはできなかった経験をさせてもらっています
(藤田さん)

学生の方へメッセージ

「長瀬産業という商社と連携しつつ、研究開発に関わっていけるのが醍醐味。さまざまな強みを持つ先輩とともに、新しいモノづくりに挑戦しませんか!」(採用チーム)

みなさんと一緒に研究できるのを
楽しみにしています!

 違う用途で使っていたものが役立つこともある。何が起こるかわからないのが開発の面白さなので、興味がわいたら是非エントリーしてみてください。それから、自分に合っているかどうかも大切。私は他社も工場見学に行きましたが、堅苦しいところよりアットホームな会社がいいと思って当社に決めました。実際、研究棟の居心地は抜群! 人事の方も優しくて、その雰囲気に惹かれたのも入社を決めた理由のひとつです。
(淺原さん)

 就活時にこだわるポイントはたくさんあると思いますが、条件に当てはまるからといって正解とは限りません。自分で見て感じて決めることが重要だと思うので、しっかりと会社を見てください。私の場合、最終的には事業内容よりも採用担当者の人柄や先輩たちの明るい雰囲気に心を動かされたんです。相性もあると思うので、この機会に自分の将来や自分自身のことをじっくりと考え、企業との相性を確認してみてください。
(河野さん)

 技術系メーカーに入社を希望するなら、その会社がどんな技術を持っているのかをよく知っておくことをお勧めします。会社が出願している特許をざっと読んでみるのもお勧め。その上で絞り込んでいけば、ミスマッチはないと思います。当社の場合、ユーザーから直接、サンプル評価の結果をヒアリングできるなど、自分たちが開発している製品がどんな評価を受けているのかを肌で感じられるところも魅力だと思います。
(藤田さん)