デナコール(特殊グレード)
高度な有機合成技術を駆使し、高柔軟性エポキシ樹脂、高屈折エポキシ樹脂をラインアップしています。
また、植物由来原料を用いた環境に優しいバイオベースのエポキシ樹脂も開発しています。
高柔軟性エポキシ樹脂
特長
- 各種エポキシ樹脂に添加することで、高い柔軟性を付与することが出来ます。
- デナレックスR-15EPT、EX-991Lは低ハロゲンタイプであり電子材料用途でも高い信頼性を持ちます。
製品
製品名 | 外観 | エポキシ当量 (g/eq.) |
粘度 (25℃, mPa・s) |
全塩素含量 (%) |
---|---|---|---|---|
デナレックスR-15EPT | 黄色液体 | 910 | 1,700 | 0.08 |
デナレックスR-45EPT | 黄色液体 | 1,570 | 10,000 | 0.8 |
EX-991L | 淡黄色液体 | 450 | 200 | 0.1 |
デナレックス分子構造
基本物性
■EX-991Lの柔軟性付与効果
項目 | 結果 | |
---|---|---|
EP-BPA/デナコール | 100/0 | 70/30 |
Tg(DMA) (℃) | 158 | 80 |
E’(DMA) (GPa) | 2.2 | 1.4 |
曲げ強さ (MPa) | 124 | 79 |
曲げ弾性率 (GPa) | 2.8 | 2 |
配合条件:[EP-BPA*+DENACOL]/IPDA=100/24,
硬化条件.:100℃×1H ⇒175℃×4H
EP-BPA:ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂(WPE190)
高屈折エポキシ樹脂
特長
- ビフェニル骨格に由来する耐熱性と高屈折率を持つ。
- 低粘度であるため、特殊用途の希釈剤として効果が高い。
- 改質剤としの特性が期待できる単官能タイプである。
性質
製品名 | 外観 | エポキシ当量 (g/eq.) |
粘度 (25℃, mPa・s) |
全塩素含量 (%) |
色価 | 屈折率 |
---|---|---|---|---|---|---|
EX-142 | 淡黄色液体 | 235 | 230 | 0.3 | 1(G) | 1.60 (25℃) |
EX-142 分子構造
希釈効果
■EX-142の希釈効果