ニュースリリース 2014年

2014.11.10
製品情報
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透明小型タッチセンサー用インクに新製品を投入「デナトロンSP-801」

ナガセケムテックス株式会社(代表取締役社長 三橋一夫、大阪市西区)は、導電性高分子「PEDOT/PSS」を用いた透明導電塗料「デナトロン」のスクリーン印刷用グレードの新製品「SP-801」を新たに開発しました。
これにより、自動車や家電分野での採用が広がっている静電容量式スイッチの意匠性向上、省電力化に貢献いたします。


■導電性高分子コーティング剤 「デナトロン」
「デナトロン」は2002年の販売開始以来、安定した導電性と高い透明性が認められ、各種機能性フィルムの帯電防止コーティング剤として広くご使用いただいている製品です。
近年の技術向上によって、導電性高分子の導電性及び信頼性が飛躍的に向上し、現在は、帯電防止用途だけでなく、ITO代替といった透明電極用途での開発が進んでいます。
我々は、独自の配合技術により、粘度・レオロジーを調整し、グラビアコーティングからスクリーン印刷等、さまざまな塗工方法に適したグレードの開発を行っています。

■スクリーン印刷用新グレード「SP-801」の特徴
従来のスクリーン印刷グレード「デナトロン SV4stab」は、安価なプロセスでタッチセンサー用の透明電極を作成できることから、特に自動車や家電分野の静電容量式タッチスイッチ用途にて高いご評価を頂きました。今回我々は、さらに導電性/透明性を向上させることに成功し、それを新製品SP-801として上市致しました。これにより、透明センサー部分の配線パターン見えが軽減され、十分な明るさを確保しつつバックライトの輝度を下げることが可能です。
なお、デナトロンのスクリーン印刷グレードは、導電性ポリマーの柔軟性を活かし、曲げや延伸に強い設計となっており、これまでにない3D形状のタッチセンサーを作成することも可能です。


表1. SP-801の物性値 (代表値)

液物性

膜物性*

主な溶剤

水・アルコール

SR (Ω/sq)

280

粘度(mPa・s)

2,500

Tt (%)

96

pH(25℃)

2

Line & Space (μm)

200

*膜厚、印刷条件によって膜物性の調整が可能

図1. SP-801 図2. SP-801を印刷したPETフィルム 図3.熱可塑樹脂に印刷後、圧縮成型し、3D形状に
図1. SP-801 図2. SP-801を印刷したPETフィルム 図3.熱可塑樹脂に印刷後、圧縮成型し、3D形状に


■静電容量式タッチスイッチ
スマートフォン等で使用されているタッチパネルと同じ原理を用いたスイッチが自動車や家電分野に広がりつつあります。スマートフォンで使用されるタッチパネルは、ITOが主流ですが、高額なスパッタ設備による製膜や、煩雑なフォトリソグラフィによる配線パターンの作成が必要であることから、本用途にはプロセスが容易なスクリーン印刷が主流となっています。
LED等のバックライトと組み合わせることで、ON/OFFを光で表現できる非常にデザイン性の高いスイッチが作成されています。

図4. 応用例(タッチセンサースイッチ)
図4. 応用例(タッチセンサースイッチ)


■展示会のご案内
本製品は、下記展示会への出展を予定しています。
会場にお越しの際は、是非当社ブースにお立ち寄りください。

・Printed Electronics USA 2014
会期:2014年11月19日[水]~20日[木]
会場:米国、カリフォルニア州、サンタクララ、サンタクララ コンベンション センター

・機能性コーティングフェア2014
会期:2014年12月9日[火]
会場:マイドームおおさか

・第44回 インターネプコン ジャパン
会期: 2015年1月14日[水]~16日[金]
会場: 東京ビッグサイト

お問い合わせ窓口

長瀬産業株式会社
色材事業部 グループ融合推進室
TEL: 03-3665-3804 FAX: 03-3665-3910

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